この度、全国上下水道コンサルタント協会(以下「水コン協」)北海道支部長になりました佐藤です。
平成21年から6年間の長期にわたり、皆様にご努力・ご協力いただいた平野前支部長の後任として、上下水道事業の持続可能な経営・運営の一翼を「水コン協」が担っていくために会員の皆様と一緒に支部活動を進めていきたいと考えておりますのでご協力の程宜しくお願いいたします。
「水コン協」は社団法人として昭和60年4月に設立以来、市民生活に欠かせない重要な都市基盤である上下水道施設の普及、整備促進、維持や機能高度化の一翼を担い、また、上下水道コンサルタント業界全体の健全な発展と社会的地位向上に努めてまいりました。
北海道支部においても、上水道・下水道ともに高普及率を達成し、市民の皆さまが安全で快適な暮らしを過ごすために貢献してまいりました。
一方で高度成長期以降に整備された上下水道施設の老朽化が進み、従来の「建設」の時代から「更新・維持管理」の時代へ移行し、東日本大震災をはじめとした大規模災害の発生に対応するための防災・減災対策も進めなければなりません。また、人口減少・少子高齢化が進行して事業を健全に経営していくための基礎となる料金収入が減少し、国・地方自治体等における財政状況の停滞等もあって、上下水道事業を取り巻く課題は社会情勢とともに変化しています。
限られたリソースの中で上下水道事業を持続していくため、これまでとは違った管理体制の構築を検討されている地方自治体もあるのではないでしょうか。
今年度に発行された水コン協「新ビジョン2015-2025」のコンセプト「これからの上下水道サービスの担い手としての挑戦」は、このような社会情勢から水コン協が目指すべき方向を示しているものであり、北海道支部も新ビジョンの理念と目指すべき姿に向け挑戦していかなければならないと考えております。
社会情勢が刻々と変化するなか、我々コンサルタントの果たすべき役割も多岐、多様に変化しつつありますが、これまで築きあげてきた上下水道ストックを時代のニーズに合わせながら次世代に渡していかなければなりません。会員各位および上下水道事業に関わるすべての方々と協力しながら、上下水道事業を確実に持続させていくために、本部とも連携して取り組んでまいりたいと思います。
今後も、水コン協の活動に対するご理解とご協力、ご支援を賜りますようお願いいたします。
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(公社)全国上下水道コンサルタント協会 |
北海道支部長 佐藤 謙二
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