環境対策
(1)下水道は水環境対策施設です
(2)下水道は地球温暖化対策施設です
i) 省エネルギー対策
下水処理施設は、汚水の浄化や発生する汚泥の処理で、たくさんの電気を使用しています(全国の総電力消費量の約0.6%にあたります)。今後とも、適切な時期に省エネルギー・高効率設備の導入や運転方法の工夫を含め、より省エネ化を図っていく必要があります。
ii) 新エネルギー対策
下水汚泥の処理過程で発生する消化ガスや施設で発生する下水汚泥を廃棄することなく、エネルギー資源としてとらえることが重要になってきています。
下水汚泥は、地域に安定し存在するバイオマス資源です。バイオマスとは、再生可能な生物由来の有機性資源(化石燃料除く)であり、バイオマス自体の燃焼は地球上のCO2増減に影響を与えない(カーボンニュートラルと言います)ので、バイオマス資源の活用は地球温暖化対策としての効果があります。(以上)